ガイドラインのすき間を埋める! 臨床医マエストロの技
婦人科領域 GQ-17 婦人科腹腔鏡下手術の適応範囲は? 専門医と専攻医の境界は?
堤 治
1
,
田中 佑佳
1
,
野間 桃
1
,
杉本 真樹
2
1山王病院リプダクション・婦人科内視鏡治療センター
2国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科
pp.1437-1444
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000182
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婦人科腹腔鏡下手術は一部の悪性腫瘍およびほとんどすべての良性疾患の治療に用いられる。そのなかでも子宮筋腫の核出術と子宮全摘術の実施頻度が高い。巨大子宮筋腫は難度が高く,一般的には専門医と専攻医の境界は500 g 程度と考えられる。婦人科腹腔鏡下手術の適応範囲を拡大し,専門医と専攻医のすき間を埋める手術手技として筆者は,腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術(LAM)を提唱している。ここではその手技の実際を提示する。また筋腫核出や子宮全摘がバーチャルリアティー(VR)の応用により,安全で容易になりうることを紹介する。
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