特集 産婦人科診療で用いられるバイオマーカー
卵巣悪性腫瘍に対するイメージングバイオマーカー―FDG-PET/CT の有用性と限界―
久慈 志保
1
,
宮川 国久
2
,
鈴木 直
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科学
2聖マリアンナ医科大学放射線医学
pp.1203-1207
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000139
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
FDG-PET/CT は18F-fluorodeoxyglucose(FDG)の代謝情報と解剖学的情報を一度に得られる画像診断装置である。従来の形態画像と異なり,糖代謝を反映した情報が視覚的あるいは半定量的な数値として評価することができることから,悪性腫瘍の診療における様々な場面で活用されている。本稿では,卵巣悪性腫瘍におけるFDG-PET/CT の診断の有用性と限界,そして現時点での最新情報を解説する。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.