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特集 分子標的薬時代開幕5年目を迎えた進行腎癌の治療戦略の現状と展望
―新規画像診断―イメージングバイオマーカーとしてのFDG PET/CTの可能性
FDG PET/CT as imaging biomarker for advanced renal cell carcinoma
中井川 昇
1
,
小林 一樹
2
,
矢尾 正祐
1
,
窪田 吉信
1
Noboru Nakaigawa
1
,
Kazuki Kobayashi
2
,
Masahiro Yao
1
,
Yoshinobu Kubota
1
1横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学
2横須賀共済病院泌尿器科
キーワード:
腎細胞癌
,
FDG PET/CT
,
分子標的薬
Keyword:
腎細胞癌
,
FDG PET/CT
,
分子標的薬
pp.53-59
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102999
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要旨 われわれは癌の生物学的活性の1つの指標である糖の取り込みの状態を画像として描出するFDG PET/CTを腎細胞癌の生物学的活性を評価するimaging biomarkerと考えることによって,①個々の進行性腎細胞癌症例の生命予後の予測が可能であること,②治療開始1か月目でソラフェニブ,スニチニブといったTKIの抗腫瘍効果の判定が可能であること,③エベロリムスの効果予測ができる可能性があることを明らかにしてきたので,自験例を中心に進行性腎癌診療におけるFDG PET/CTの有用性を紹介する。
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