特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
13章 薬物血中濃度モニタリング(TDM)
3.免疫抑制薬
田中 一樹
1
,
藤田 直也
1
1あいち小児保健医療総合センター腎臓科
キーワード:
シクロスポリン
,
タクロリムス
,
ミコフェノール酸モフェチル
,
エベロリムス
,
AUC
,
area under the concentration-time courve
Keyword:
シクロスポリン
,
タクロリムス
,
ミコフェノール酸モフェチル
,
エベロリムス
,
AUC
,
area under the concentration-time courve
pp.1701-1706
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002883
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小児の造血幹細胞移植,臓器移植,自己免疫疾患や腎炎・ネフローゼ症候群の治療において免疫抑制薬は重要な役割を果たしている.免疫抑制薬のなかには十分な有効性を確保すると同時に過剰投与による合併症のリスクを最小限にするため薬物血中濃度モニタリング(therapeutic drug monitoring:TDM)により適切な血中濃度に調整することが必要な薬剤も存在する.本稿では免疫抑制薬の血中濃度に影響を及ぼす因子について中心に概説する.
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