今月の主題 TDMの臨床応用
各論:応用の具体例
臓器移植:シクロスポリン,タクロリムス
橋田 亨
1
,
乾 賢一
2
Toru HASHIDA
1
,
Ken-ichi INUI
2
1京都大学医学部附属病院薬剤部・薬品情報
2京都大学医学部附属病院薬剤部
キーワード:
シクロスポリン
,
タクロリムス
,
生体肝移植
Keyword:
シクロスポリン
,
タクロリムス
,
生体肝移植
pp.25-32
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903977
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今日の臓器移植において免疫抑制療法の基盤をなす薬剤は,シクロスポリンおよびタクロリムスである.両剤は体内動態の個体間・個体内の変動が大きく,十分に免疫抑制作用を発揮し,感染症や種々の副作用を回避するためにはTDMが不可欠とされる.生体肝移植を中心に,両剤におけるTDMの活用についてこれまでの経緯と最近の知見を述べる.
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