特集 小児呼吸器――最近のトピックス
1.小児RSウイルス呼吸器感染症診療ガイドライン2021を読み解く
森岡 一朗
1
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
キーワード:
パリビズマブ
,
ステロイド
,
β2刺激薬
,
抗菌薬
,
ロイコトリエン受容体拮抗薬
Keyword:
パリビズマブ
,
ステロイド
,
β2刺激薬
,
抗菌薬
,
ロイコトリエン受容体拮抗薬
pp.817-824
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002243
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日常診療において,乳幼児の呼吸器感染症でrespiratory syncytialウイルス(RSV)感染によって来院する患児の頻度は決して少なくない.そのなかでも,早産児や慢性肺疾患を有する乳幼児はRSV下気道感染による急性細気管支炎で重症化する.また,重症RSV下気道感染後に反復性喘鳴を起こしやすいことも知られている.そこで,RSVの呼吸器感染症に特化したガイドラインが必要と考え,『小児RSウイルス呼吸器感染症診療ガイドライン2021』が作成された.本書は,予防・治療法に絞り6つのクリニカルクエスションを作成し,「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じてエビデンスレベルに基づいた推奨が決定された.
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