特集 小児科医のための 呼吸器診療のポイント
4.小児の気道過敏性検査
海賀 千波
1
,
平井 康太
1
1東海大学医学部付属八王子病院小児科
キーワード:
気管支喘息
,
気道過敏性
,
客観的評価
Keyword:
気管支喘息
,
気道過敏性
,
客観的評価
pp.1612-1618
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001536
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小児の呼吸器に関連した疾患を診断・分類するにあたり,問診や身体所見に加え,呼吸機能検査による評価は重要である.しかし,成人では一般的な検査であるスパイロメトリーや気道過敏性検査は小児では困難であることが多い.一方で,小児の呼吸器疾患の原因は多種多様であるため,気道炎症や気流制限,気道過敏性の存在や程度について,生理学的検査から間接的,直接的に評価することが重要である.本稿では主に気管支喘息の評価において,客観的評価の1つとなる気道過敏性検査について紹介する.
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