特集 小児消化器疾患―最近の話題
3.炎症性腸疾患に対する内視鏡検査
佐藤 真教
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院
キーワード:
炎症性腸疾患
,
内視鏡検査
,
病理組織
,
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
Keyword:
炎症性腸疾患
,
内視鏡検査
,
病理組織
,
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
pp.125-132
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001186
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炎症性腸疾患を診療するにあたり内視鏡検査は必須の検査である.内視鏡検査での所見だけでは正確な診断ができないことがあるため,常に病理組織の結果もふまえて診療を進めていく必要がある.小児科領域で内視鏡検査を積極的に行うようになったのはここ最近のことである.鎮静など成人領域とは異なることもあるため,安全に検査を行うことが非常に重要である.小児の内視鏡検査が安全に行えるようになった背景には,内視鏡機器のより細径化などの改善や進歩と小児科医の積極的な内視鏡技術の取得がある.内視鏡検査機器の進歩は現在進行形であり,内視鏡検査でできることの範囲は広がってきている.
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