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特集 小児臨床検査2024
Ⅱ.便検査
2.便潜血検査,便中カルプロテクチン検査
Fecal immunochemical test for hemoglobin and fecal calprotectin test
清水 泰岳
1
Hirotaka Shimizu
1
1国立成育医療研究センター消化器科・小児IBDセンター
キーワード:
炎症性腸疾患
,
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
内視鏡検査
Keyword:
炎症性腸疾患
,
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
内視鏡検査
pp.42-44
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001873
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1 検査の意義と適応
1)便潜血検査
糞便中に含まれる微量の血液を検出する検査である。従来,化学法による便潜血検査(オルトトリジン法,グアヤック法)が用いられてきたが,近年,ヒトのヘモグロビン(Hb)を特異的に検出することができる免疫学的便潜血検査(fecal immunochemical test for hemoglobin:FIT)が使用できるようになった。安価で迅速に測定することができるため,消化管出血の評価や大腸癌のスクリーニング検査として広く利用されている。
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