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特集 炎症性腸疾患およびその関連消化管腫瘍の診療―ガイドライン2024年版を中心に
II. 各論
1.炎症性腸疾患の診断
Diagnosis of inflammatory intestinal disorders
松本 主之
1
T. Matsumoto
1
1岩手医科大学消化器内科
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
内視鏡検査
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
内視鏡検査
pp.747-755
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_747
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潰瘍性大腸炎とCrohn病の診断について,本邦の診断基準に準拠して述べた.いずれの疾患も臨床像に加えて内視鏡検査が診断に必須であり,内視鏡所見の特徴を熟知しておく必要がある.一方,両疾患以外にも腸管に慢性炎症をきたす疾患は多岐にわたっており,いわゆる希少疾患が数多く含まれている.確定診断にいたらない場合は,これら希少疾患の可能性を念頭におき,慎重な経過観察や専門家へのコンサルトを行うことが重要と考えられる.

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