特集 腸の画像診断update
炎症性腸疾患
清水 建策
1
,
橋本 真一
2
,
檜垣 真吾
3
,
岸 尭之
4
,
小野田 秀子
5
,
小林 大河
4
,
松永 尚文
6
,
伊東 克能
4
1河野医院放射線科
2山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学
3聖比留会西岐波セントヒル病院消化器内科
4山口大学大学院医学研究科放射線医学
5国立病院機構山口宇部医療センター放射線科
6井上医院
キーワード:
炎症性腸疾患
,
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
CT
,
CT enteroclysis
,
CT enterography
Keyword:
炎症性腸疾患
,
潰瘍性大腸炎
,
Crohn病
,
CT
,
CT enteroclysis
,
CT enterography
pp.508-517
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000492
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近年登場したカプセル内視鏡やバルーン内視鏡などの新たな内視鏡検査法は,小腸粘膜を直視下で観察することを可能にし,小腸疾患の診断に劇的な進歩をもたらした.一 方,腸疾患におけるCT検査の役割は,腸管壁のみならず,腸管外病変の評価も担っており,内視鏡検査とは相補的な関係にある.さらに,狭窄のため内視鏡では通過困難な症例においても,CTは腸全体を短時間かつ低侵襲に観察できるなど,内視鏡と比べて優れている点も少なくない.ここでは,炎症性腸疾患の代表である潰瘍性大腸炎とCrohn病についてのCT診断のポイントについて解説する.
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