特集 小児医療における診断・治療の進歩2018
Ⅰ.診断技術
5.小児がん・膠原病のPET検査
高桑 麻衣子
1
,
伊川 泰広
1
,
清水 正樹
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系小児科
キーワード:
18Ffluorodeoxy glucose positron emission tomography
,
18FFDG PET
,
小児膠原病
,
小児がん
Keyword:
18Ffluorodeoxy glucose positron emission tomography
,
18FFDG PET
,
小児膠原病
,
小児がん
pp.1649-1655
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000657
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
18FFDG PET検査は,悪性リンパ腫や神経芽腫などの悪性腫瘍および高安動脈炎などの炎症性疾患において,病変の局在や活動性の診断に有用であることが明らかになり,現在早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍の病期診断,再発・転移診断と,大型血管炎(高安動脈炎,巨細胞性動脈炎)の病変の局在および活動性診断に対して,保険適用を有している.これらの疾患に加え18FFDG PET検査は,不明熱の診断や若年性特発性関節炎の炎症部位の同定にも有用であり,今後さらなる適用拡大が望まれる.
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.