症例
急性脳症を発症したRSウイルス感染症の2歳男児
及川 裕之
1
,
手塚 朋子
1
,
進藤 淳也
1
,
玉岡 哲
1
,
長田 枝利香
1
,
本田 堯
1
,
外山 陽子
1
,
荒木 耕生
1
,
楢林 敦
1
,
土橋 隆俊
1
,
番場 正博
1
1川崎市立川崎病院 小児科
キーワード:
respiratory syncytial virus
,
RSウイルス感染症
,
急性脳症
,
脳浮腫
Keyword:
respiratory syncytial virus
,
RSウイルス感染症
,
急性脳症
,
脳浮腫
pp.457-461
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000411
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RSウイルス(respiratory syncytial virus:RSV)は乳幼児の下気道感染の原因ウイルスとして頻度が高いウイルスである.RSV感染症は呼吸器症状だけではなく,まれではあるが中枢神経合併症を起こすことが知られている.中枢神経合併症はRSV感染症の重症化に重要な要因となる場合がある.今回,RSV感染により急性脳症を発症した2歳男児例を経験したので報告する.
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