整形外科 名人のknow-how
脊椎内視鏡下手術の手技習得に伴う学習曲線とその克服
二階堂 琢也
1
Takuya NIKAIDO
1
1福島県立医科大学医学部,整形外科学講座
pp.1068-1071
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003523
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脊椎内視鏡下手術は,脊椎手術における革新的な技術として,近年大きな発展を遂げている。本手技は,患者の負担を軽減しつつ,従来法と同等もしくはそれ以上の治療成績を達成可能な代表的な低侵襲手術といえる。内視鏡を用いることで,特に腰背筋への侵襲が少なく,手術後の疼痛軽減,回復期間の短縮,早期社会復帰が期待できる。そして,現在では除圧だけでなく,固定の手技も内視鏡下に可能となり,その適応が拡大し,さらに進化している。

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