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特集 内視鏡手術の上達ポイント
《鼻・副鼻腔領域》
内視鏡下副鼻腔手術(ESS)Ⅴ型の習得—副鼻腔炎に伴う眼窩手術,頭蓋底手術
Mastering the technique of ESS type Ⅴ—orbital surgery and skull base surgery for sinusitis
鴻 信義
1
Nobuyoshi Otori
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科
pp.310-317
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201213
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POINT
●副鼻腔内は顕著な細菌感染のため膿汁と浮腫腫脹が著明な粘膜で占拠されており,術野からの出血が多い。出血を上手にコントロールする必要がある。
●副鼻腔自然口は可及的に広く開放し,生理食塩水で十分に洗浄する。
●眼窩内にアプローチする際は,ナビゲーションシステムで病変の位置を確認するとよい。眼球を押すだけでもオリエンテーションの情報が得られる。
●眼窩内側壁を除去して眼窩内へアプローチする取っ掛かりとして最も安全な位置は,第3基板の付着部からやや手前で篩骨上顎板の高さである。
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