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特集 脊椎内視鏡下手術の進化・深化
総論
日本における脊椎内視鏡下手術の現状
Microendoscopic Spinal Surgery in Japan
二階堂 琢也
1
Takuya NIKAIDO
1
1福島県立医科大学医学部整形外科学講座
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
脊椎内視鏡下手術
,
microendoscopic spinal surgery
,
インシデント
,
incident
,
合併症
,
complication
Keyword:
脊椎内視鏡下手術
,
microendoscopic spinal surgery
,
インシデント
,
incident
,
合併症
,
complication
pp.1077-1083
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202769
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脊椎内視鏡下手術は脊椎手術の低侵襲化に大きく寄与した技術の1つである.現在では除圧だけでなく,固定の手技も内視鏡下に可能となり,その適応が拡大している.一方,低侵襲手術は安全性が担保されて初めて真の低侵襲性が達成されることを忘れてはならない.国内の脊椎内視鏡下手術の調査として,日本整形外科学会主導の脊椎内視鏡下手術施行状況・インシデント調査が毎年実施されているが,回答率が低く実態が反映されていないという問題点があった.今後,国内の脊椎内視鏡下手術の実態を把握し,合併症対策を行っていくことによって脊椎内視鏡下手術のさらなる進化・深化に努めなければならない.
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