Japanese
English
特集 変形性関節症の病態に迫る―疾患修飾による治療を展望して―
成長因子・遺伝子治療,温熱治療,低酸素ストレス応答を用いた変形性関節症治療
Treatment of osteoarthritis by using growth factors, gene, heat and hypoxia
高橋 謙治
1
,
新井 祐志
1
,
井上 敦夫
1
,
中川 周士
1
Kenji TAKAHASHI
1
1京都府立医科大学,整形外科
キーワード:
Growth factor
,
Gene therapy
,
Physical therapy
Keyword:
Growth factor
,
Gene therapy
,
Physical therapy
pp.1433-1440
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002769
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:関節症治療で軟骨代謝を刺激する成長因子を直接タンパクあるいは遺伝子として関節内へ投与する研究が行われている。治験のphase Ⅲが終了したものもあり,近い将来市販される可能性がある。関節軟骨を40℃に加温すると,代謝が刺激され細胞はストレス耐性となる。関節軟骨加温が可能な機器の開発が行われている。低酸素状態では関節軟骨代謝が刺激されるため,低酸素室での運動療法が研究されている。多角的なアプローチから関節症治療のブレークスルーが創出されることが期待される。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.