Japanese
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新しい医療技術
関節リウマチの病態を網羅的に制御する分子UHRF1
UHRF1 orchestrates several pathogeneses in rheumatoid arthritis
佐伯 法学
1
,
今井 祐記
2
Noritaka SAEKI
1
,
Yuuki IMAI
2
1愛媛大学学術支援センター,医科学研究支援部門
2愛媛大学プロテオサイエンスセンター,病態生理解析部門
キーワード:
Rheumatoid arthritis
,
Synovial fibroblasts
,
UHRF1
Keyword:
Rheumatoid arthritis
,
Synovial fibroblasts
,
UHRF1
pp.199-203
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002457
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要旨:関節リウマチ(RA)患者の細胞ではエピジェネティクス異常が認められるが,異常が起こるメカニズムは不明な点が多い。われわれは,関節リウマチ滑膜で発現上昇するエピジェネティック制御分子UHRF1を同定し,UHRF1は関節リウマチ病態の増悪因子を網羅的に抑制する働きがあること,UHRF1発現の安定化は関節炎病態の抑制に寄与することを明らかにした。今後,UHRF1発現維持による関節リウマチの新規治療戦略の可能性が期待される。
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