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特集 TKAの成績向上のためのバイオメカニクス
キネマティックアライメントのバイオメカニクス
Biomechanics of kinematically aligned total knee arthroplasty
金田 和也
1
,
二木 康夫
2
,
名倉 武雄
2
Kazuya KANEDA
1
,
Yasuo NIKI
2
1東京医療センター,整形外科
2慶應義塾大学,整形外科
キーワード:
Total knee arthroplasty
,
Kinematic alignment
,
Biomechanics
Keyword:
Total knee arthroplasty
,
Kinematic alignment
,
Biomechanics
pp.53-57
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002422
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要旨:人工膝関節全置換術(TKA)の術後患者満足度改善のためにアライメントへの考え方はメカニカルアライメント(MA)からキネマティックアライメント(KA)へ,さらに人類はロボット支援やナビゲーションの技術を手に入れ術中に適宜アライメントやバランスを調整する時代へと進化している。KA-TKAはバイオメカニクスの観点からコンピュータシミュレーション,術中評価,歩行解析,2D-3Dマッチングを用いて解析され,MA-TKAより健常に近い動態を示すことが報告されている。臨床成績においても各種スコアについて有意に優れているという報告が多数あり,合併症や再置換率についてもMA-TKAと有意差はないと報告されている。今後,ロボティックやナビゲーション技術を含めた近代のアライメントTKAにおいて多方面からの解析および長期成績の報告に期待がかかる。
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