Japanese
English
特集 整形外科におけるコンピュータ支援技術
ロボット支援下人工膝関節全置換術
Robotic assisted total knee arthroplasty
二木 康夫
1
Yasuo NIKI
1
1慶應義塾大学,整形外科
キーワード:
Incremental cost-effectiveness ratio
,
Soft tissue balancing
,
Kinematic alignment
Keyword:
Incremental cost-effectiveness ratio
,
Soft tissue balancing
,
Kinematic alignment
pp.1053-1057
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002672
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:近年,本邦に4機種の手術支援ロボットが導入され,コンピュータ支援技術の最先端としてロボット支援下人工膝関節全置換術(TKA)のシェアが拡大しつつある。欧米のメタアナリシスの結果では骨切り精度は優れているが,患者立脚型評価,費用対効果については課題が残されている。後者では増分費用効果比(ICER)値が重要で,この値が下がると患者のみならず医師や医療施設にとってもプラスの効果がある。また,術中プランニングにおいて骨切除前にアライメントとgapの予測が可能であるが,目標とすべきターゲットについてはコンセンサスが得られていない。今後ロボット支援下TKAの是非やさらなる改良を目指して多面的な評価が必要である。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.