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特集 運動器のバイオメカニクス―Cutting Edge 2021:新しい解析手法と知見
Ⅲ.関節のバイオメカニクス
足関節バイオメカニクスへの電磁気センサーの応用
Efficacy of electromagnetic measurement system(EMS)for the ankle biomechanics
神崎 至幸
1
,
星野 祐一
1
,
山下 貴大
1
,
山本 哲也
1
,
抽冬 晃司
1
,
黒田 良祐
1
Noriyuki KANZAKI
1
1神戸大学大学院,整形外科
キーワード:
Electromagnetic measurement system(EMS)
,
Ankle
,
Biomechanics
Keyword:
Electromagnetic measurement system(EMS)
,
Ankle
,
Biomechanics
pp.573-578
発行日 2021年4月30日
Published Date 2021/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001712
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要旨:電磁気センサー(EMS)は医療の現場において,運動解析やリハビリテーション,さらには手術支援システムなどにも応用されるようになってきている。運動解析の際にEMSは非接触で計測可能であり,光学式や音波式と違い物理的な障害に影響されないデータをリアルタイムで計測することが可能である。われわれはこのEMSを足関節に応用し,運動解析を行った。2つのレシーバーを脛骨粗面と中足部背側に固定し,スタイラスを使用して足関節周囲の体表上から触知できる骨性ランドマークの位置情報を登録する。そしてそれぞれの相対的位置関係を認識させ,足関節運動の座標系を構築した。この方法で,足関節の動きに伴って生じるセンサー間の動きをコンピュータ処理・数値化することにより,非侵襲的に足関節底背屈可動域や距骨前方移動量の定量化が可能となった。
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