Japanese
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臨床
大腿骨近位部骨折における受傷前のロコモティブシンドローム評価と年齢層による違い
Age group differences in the evaluation of locomotive disability using the Locomo 25 for people pre-hip fracture
田中 暢一
1
,
倉都 滋之
2
Nobukazu TANAKA
1
,
Shigeyuki KURATSU
2
1ベルランド総合病院,理学療法室
2同上,整形外科
キーワード:
Hip fracture
,
Locomotive syndrome
,
Locomo 25
Keyword:
Hip fracture
,
Locomotive syndrome
,
Locomo 25
pp.191-196
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002041
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要旨:大腿骨近位部骨折症例を対象にロコモ25を用いて受傷前の運動機能を調査し,設問ごとの評価と年齢層による違いを明らかにすることを目的とした。対象は大腿骨近位部骨折を受傷して当院に入院となった60~89歳の女性202例とした。方法はロコモ25を用いて受傷前の運動機能の特性を把握し,さらに年齢層による違いを検討した。ロコモ25の合計点は中央値14.0点で,60歳代は非ロコモ,70歳代はロコモ度1,80歳代はロコモ度3に該当するものが有意に多かった。また,70歳代では歩行に困難を感じるものが多かったが,80歳代では歩行に加え移動能力とは直接関係のない屋内動作や余暇活動,社会参加にも困難と感じるものが多くなっていた。
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