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特集 ロコモとフレイル
ロコモティブシンドロームの概念,診断,アウトカム update
Latest information on the concept, diagnosis, outcome of locomotive syndrome
大江 隆史
1
Takashi OHE
1
1NTT東日本関東病院/ロコモチャレンジ!推進協議会
キーワード:
Locomotive syndrome
,
Knowledge structuring
,
LOCOMO risk test
Keyword:
Locomotive syndrome
,
Knowledge structuring
,
LOCOMO risk test
pp.679-687
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000476
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要旨:ロコモとは運動器の障害のため,移動機能の低下をきたした状態で,進行すると介護が必要となるリスクが高まるものと定義されている。ロコモはロコモ度テストで判定し,ロコモでない,ロコモ度1,ロコモ度2と判定される。ロコモ度1は立ち上がりテストで片脚で40cmができない,2ステップテストが1.3未満,ロコモ25が7点以上,のどれか1つでもあてはまるもの,ロコモ度2は立ち上がりテストで両脚20cmができない,2ステップテストが1.1未満,ロコモ25が16点以上,のどれか1つでもあてはまるものである。現在日本人1,000人を対象としたロコモ度テストの性・年代別基準値の調査を進めており,その結果で同年代との比較ができるようになる。ロコモに関心のない中年期の人々がロコモを自分事化するのに役立つと考えている。人類進化学はヒトの身体の健康には,活発な身体活動が必須であることを示している。ロコモ対策が健康寿命を延伸し,社会の利益になる。
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