発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001144035
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症例は65歳男性で左足関節痛を主訴とした.交通事故で受傷し距骨骨折および左足関節外果骨折に対し観血的骨接合術を施行した.術後経過良好であったが左足関節痛が出現し入院した.左足関節外側に圧痛および腫脹を認め,関節可動域は背屈30°,底屈45°であった.単純X線で距骨の骨硬化像,距骨関節面不整像の距骨壊死の所見,二次的変化と思われる足関節前方および外果関節面の不整像を認めた.MRIでは距骨体部脂肪信号の消失および変形を呈し,T1強調画像で低信号,T2強調画像で高信号を呈する滑膜増殖を認めた.足関節痛の原因として距骨壊死によるものと二次的な変形性足関節症に対し関節鏡視下手術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2001