Japanese
English
新しい医療技術
バーチャルリアリティーを用いた幻肢痛治療
Virtual reality(VR)treatment for phantom limb pain
住谷 昌彦
1
,
大住 倫弘
2
,
青木 崇行
3
,
岩田 慎太郎
4
,
秋山 達
5
Masahiko SUMITANI
1
,
Michihiro OSUMI
2
,
Soko AOKI
3
,
Shintaro IWATA
4
,
Toru AKIYAMA
5
1東京大学医学部附属病院,緩和ケア診療部
2畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
3カディンチェ株式会社
4国立がん研究センター中央病院,骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
5自治医科大学附属さいたま医療センター,整形外科
キーワード:
Phantom limb pain
,
Virtual reality
,
Neurorehabilitation
Keyword:
Phantom limb pain
,
Virtual reality
,
Neurorehabilitation
pp.1691-1699
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001528
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要旨:幻肢痛の発症機序として,患肢についての運動系と感覚系の協応関係の破綻が考えられている。仮想現実(VR)を用いて四肢に関する視覚情報(映像)をインプットすることにより運動系と感覚系の協応関係を再構築する幻肢痛治療を開発した。VR治療の鎮痛メカニズムには一次体性感覚運動野における体部位再現地図の再構築と運動イメージの再構築が関わっている。さらに,整形外科領域では骨軟部腫瘍術後の幻肢痛もあり,VR技術はがんピアサポートにも応用可能である。
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