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特集 整形外科診療におけるエコー入門—さあ使ってみよう超音波
部位別テクニック
-—肘関節診療におけるエコーの有用性—
Ultrasonographic evaluation for the elbow joint
渡邉 千聡
1
Chisato WATANABE
1
1河端病院,整形外科
キーワード:
Ultrasonography
,
Elbow joint
,
Ultrasound imaging method
Keyword:
Ultrasonography
,
Elbow joint
,
Ultrasound imaging method
pp.1327-1335
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001452
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要旨:肘関節における超音波(エコー)検査は,肘関節を伸展位,90°屈曲位,最大屈曲位とし,エコープローブは前方,後方,側方から走査する。時には肘関節を動かしながら,プローブを移動させながら評価を行う。肘関節障害は超音波検査のみで診断可能な疾患が少なくない。また,橈骨神経,正中神経,尺骨神経はいずれも超音波で容易に描出できるため,術前に超音波でその走行を評価することで肘関節鏡やその他の最小侵襲手術で生じうる神経損傷を完全に回避することができる。
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