特集 画像!-エキスパート直伝 産婦人科画像診断-
(第1章)周産期 部位別 分娩後出血
長谷川 潤一
1
,
本間 千夏
,
西村 陽子
1聖マリアンナ医科大学 産婦人科学
キーワード:
子宮破裂
,
分娩後出血
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
癒着胎盤
,
子宮内反症
,
遺残胎盤
Keyword:
Uterine Inversion
,
Diagnosis, Differential
,
Postpartum Hemorrhage
,
Ultrasonography
,
Uterine Rupture
,
Placenta, Retained
,
Placenta Accreta
pp.184-189
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021180187
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<Point!>・分娩後出血が多い場合、母体のバイタルを崩さないように初期対応をしながら、出血の原因精査、止血処置を平行して行う。・分娩後の異常出血の原因精査は、視診、触診に加えて超音波検査を活用し、プロトコル(線形アルゴリズム)に沿って鑑別を行う。・多くの分娩後出血は上記の手順で診断でき、止血し得るが、病態の把握の困難なものや、止血戦略を要する事例については造影CTを考慮する。その際、十分な輸血などによるバイタルの安定化と可能な限りの止血処置を施してから検査に臨む。
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