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特集 脊椎脊髄外科の最近の進歩
Ⅱ.各種疾患に対する治療法・モダリティ
側弯症に対する治療
早期発症側弯症に対する保存療法
Conservative treatment for early onset scoliosis
辻 太一
1
Taichi TSUJI
1
1JA愛知厚生連 豊田厚生病院,整形外科
キーワード:
Conservative treatment
,
Early Onset Scoliosis
,
Cast
Keyword:
Conservative treatment
,
Early Onset Scoliosis
,
Cast
pp.539-542
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000866
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要旨:早期発症側弯症(EOS)はおよそ10歳以下に発症してくる側弯症であるが,その治療法としては従来から行われてきたcastとbraceを中心とした保存療法と手術療法が存在する。手術法においてはgrowing rodなどの成長温存手術(growth-friendly surgery)が行われてきたが,定期的に延長術を必要とし結果的に合併症が高率で反省期に入っている。海外では延長術を必要としない術式が開発され行われているが,問題点も多く本邦では未導入である。Castとbraceを用いた保存療法は安全で有効性が明らかとなってきており,選択されるべき治療法である。
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