Japanese
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特集 脊椎脊髄外科の最近の進歩
Ⅱ.各種疾患に対する治療法・モダリティ
手術支援技術
術中CTナビゲーション
Intraoperative computed tomography-based navigation for spinal surgery
生熊 久敬
1
,
井上 洋一
1
,
高尾 真一郎
2
,
長野 博志
1
,
大塚 和俊
3
Hisanori IKUMA
1
,
Shinichiro TAKAO
2
,
Kazutoshi OTSUKA
3
1香川県立中央病院,整形外科
2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科生体機能再生・再建学講座 整形外科
3大塚整形外科医院
キーワード:
Intra-operative CT navigation
,
Spinal surgery
,
Registration
Keyword:
Intra-operative CT navigation
,
Spinal surgery
,
Registration
pp.529-538
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000865
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要旨:近年,光学機器の発達に伴いナビゲーション技術の医療現場への導入が進んでいる。特に脊椎外科の分野では術中CTナビゲーションを利用した手術が代表的であり,その恩恵は多大なものがある。ナビゲーションの事前登録方法には,point-to-point registrationとauto-registrationの2種が存在するが,近年の3D透視装置の発展に伴い術中に3D透視像を取得してナビゲーションを行うauto-registrationが主流となった。この方法を用いることで,脊椎インストゥルメンテーションにおけるスクリュー挿入精度は飛躍的に向上し,ナビゲーションを用いた新たな術式なども生まれてきている。しかし,ナビゲーション手術にもラーニングカーブは存在し,代表的な事象としてリファレンスフレームの緩みや,設置不良による思わぬピットフォールなどが存在する。ナビゲーション手術を正確に行うためには,事前にナビゲーションで使用する周辺機器の特性を熟知しておく必要がある。
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