Japanese
English
臨床
大腿骨頚部/転子部骨折術後リハビリテーションの標準化
Standardization of postoperative rehabilitation for hip fractures
越智 龍弥
1
,
中野 哲雄
1
,
安岡 寛理
1
,
田畑 聖吾
1
,
中原 潤之輔
1
,
平山 雄大
1
Ryuya OCHI
1
1公立玉名中央病院,整形外科
キーワード:
Hip fracture
,
Load limits
,
Rehabilitation
Keyword:
Hip fracture
,
Load limits
,
Rehabilitation
pp.1111-1116
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000584
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要旨:大腿骨頚部/転子部骨折は,個々で術後の骨折部安定性に隔たりがある。症例ごとにリハビリの方針を指示する必要があるが,時間の経過とともに主治医の認識も曖昧となり,医療者間での情報共有も不正確となる。骨折部の安定性とリハビリの方針を簡潔かつ確実に共有化する目的で,荷重制限の指示を4群に集約化した。その4群とは,(1)安定群:術直後より転位する懸念なく全荷重,(2)注意群:全荷重を許可するがX線経過に注意が必要,(3)制限群:術後1~2週は部分荷重に制限,(4)免荷群:術後3~5週は完全免荷orベッド上リハ,とした。2016年の127例を調査対象として,各群のX線経過と歩行喪失率で評価すると4群への集約化は妥当であり,臨床的にも有用と思われた。
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