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オリンピックから学んだこと
金岡 恒治
1
Koji KANEOKA
1
1早稲田大学スポーツ科学学術院(公益財団法人 日本水泳連盟理事)
pp.665-665
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000472
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TOKYO 2020を間近に迎え,スポーツ界は活気に満ちてきています。オリンピックはアスリートにとっては勿論のこと,選手を支える競技団体にとっても4年に一度の正念場で,メディカルサポートにもベストを尽くすことが求められます。2000年シドニー五輪に水泳競技のチームドクターとして帯同した時は,日々厳しい脊椎疾患との戦いに明け暮れる大学病院の脊椎外科医で,脊椎疾患は治せると思っていました。しかし,シドニーのレース直前に椎間板性腰痛を発症した選手にはNSAIDを処方する以外に何もできず,痛みのためスタートの姿勢をとれない選手はレースを棄権しました。
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