Japanese
English
特集 創外固定でなければできない治療
骨欠損・骨長短縮症の仮骨延長治療法における創外固定器の選択とその使用法
Treatment for bone defect or shortening using distraction osteogenesis method with external fixator
松本 卓也
1
,
佐藤 和強
1
,
岡﨑 裕司
2
Takuya MATSUMOTO
1
,
Hiroshi OKAZAKI
2
1多摩総合医療センター,リハビリテーション科
2関東労災病院,整形外科
キーワード:
External fixator
,
Distraction osteogenesis
,
Leg-lengthening
Keyword:
External fixator
,
Distraction osteogenesis
,
Leg-lengthening
pp.153-161
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000339
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:創外固定法は救急外傷などでも用いられる低侵襲で簡便な手術手技である。延長可能な創外固定器さえ用いればほぼ同様の手技で仮骨延長ができるため,安易なものと思われるが実は非常に奥が深い。また,手術は治療の始まりに過ぎないため,術後の経過観察は非常に大切である。安易な計画,不十分な手術手技,怠慢な術後管理は様々な合併症を引き起こす。合併症により患者は長期間苦しむだけでなく,治療により術前あったADLを大きく損なうことすらある。安全な治療を行うためには術前に画像評価を十分に行い,機械の準備から手術手技,術後の管理や延長,合併症,抜釘後のトラブルなど,常にリスクを考慮し,きめ細かな配慮が必要である。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.