Japanese
English
論述
第4中足骨短縮症に対する仮骨延長
Metatarsal Lengthening by Callus Distraction for Brachymetatarsia
政田 和洋
1
,
藤田 悟
2
,
冨士 武史
2
,
大野 博史
3
Kazuhiro Masada
1
1大阪労災病院整形外科
2大阪府立病院整形外科
3市立芦屋病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka Rosai Hospital
キーワード:
brachymetatarsia
,
中足骨短縮症
,
callus distraction
,
仮骨延長
,
external fixator
,
創外固定器
Keyword:
brachymetatarsia
,
中足骨短縮症
,
callus distraction
,
仮骨延長
,
external fixator
,
創外固定器
pp.1287-1292
発行日 1998年11月25日
Published Date 1998/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902565
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抄録:第4中足骨短縮症に対して仮骨延長法による中足骨延長を行った4例6足の成績を報告し,その問題点につき検討した.骨延長量は8~24mm(平均16mm),延長量のもとの長さに対する比率は15~41%(平均31%)であった.初回手術からピンの抜去までの期間は82~173日(平均124.8日)であった.全例に良好な骨癒合が得られたが,中足趾節関節の可動域は術前平均120°が術後平均61°と全例に術後の可動域制限がみられた.延長量がもとの長さの40%を越えた2例で中足趾節関節の変形をきたした.中足骨の変形と関節の底屈を呈した1例に対しては中足骨の骨切りと関節の授動術を行った.他の1例は中足趾節関節の外側偏位を呈したが,訴えがないので放置した.
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