Japanese
English
臨床
腎移植患者における骨粗鬆症に対するデノスマブの有効性と安全性の検討
Effectiveness and safety of denosumab for osteoporosis in patients with renal transplantation
大鶴 任彦
1
,
島本 周治
1
,
加藤 義治
2
,
岡崎 賢
1
Tadahiko OHTSURU
1
,
Yoshiharu KATO
2
1東京女子医科大学,整形外科学教室
2河野臨床医学研究所附属第三北品川病院,整形外科
キーワード:
Osteoporosis
,
Renal transplantation
,
Denosumab
Keyword:
Osteoporosis
,
Renal transplantation
,
Denosumab
pp.107-112
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000323
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要旨:腎移植患者のステロイド性骨粗鬆症に対する治療薬に関して,十分なエビデンスは揃っていない。今回腎移植患者における骨粗鬆症に対してデノスマブを使用し,有効性と安全性を検討した。その結果有意に骨代謝回転を抑制し,骨塩量を改善させることができた。また投与前のカルシウム補正値に応じてエルデカルシトールを併用することで,カルシウム値を正常範囲にコントロールすることができた。観察期間中,腎機能が悪化した症例は認められず,腎移植患者における骨粗鬆症に対してデノスマブは有用な薬剤と考えられた。
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