骨粗鬆症治療薬
骨粗鬆症治療薬それぞれで注意すべき有害事象と長期安全性
岩本 潤
1
1慶応義塾大学スポーツ医学総合センター
キーワード:
Diphosphonates
,
骨粗鬆症
,
大腿骨骨折
,
低カルシウム血症
,
診療ガイドライン
,
医薬品添付文書
,
禁忌(治療)
,
骨密度維持剤
,
Denosumab
,
ビスホスホネート系薬剤関連顎骨壊死
,
長期投与
Keyword:
Denosumab
,
Diphosphonates
,
Femoral Fractures
,
Hypocalcemia
,
Osteoporosis
,
Practice Guidelines as Topic
,
Bone Density Conservation Agents
,
Bisphosphonate-Associated Osteonecrosis of the Jaw
pp.161-168
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2015187174
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超高齢社会を迎えたわが国において,骨粗鬆症に関連する骨折を抑制することは,医療従事者の責務となっており,骨粗鬆症治療薬の有害事象の発生を抑制し,骨折抑制効果を最大限に引き出すためのマネージメントが求められている.SERM,ビスホスホネート,デノスマブの短期および長期効果と安全性が報告されている.しかし,日常診療では,ビスホスホネート月1回製剤(経口,点滴,静注)の急性期反応,デノスマブによる低カルシウム血症,ビスホスホネート・デノスマブ長期使用による顎骨壊死や非定型大腿骨骨折などへの対応が必要である.
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