特集 内分泌疾患に伴う運動器障害
ビタミンD作用不全の運動器障害
岡崎 亮
1
1帝京大学ちば総合医療センター,第三内科
キーワード:
Vitamin D
,
Osteoporosis
,
Osteomalacia
Keyword:
Vitamin D
,
Osteoporosis
,
Osteomalacia
pp.1593-1596
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000240
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要旨:ビタミンD は,骨・ミネラル代謝の維持に必須のホルモンである。高度の慢性的なビタミンD の作用不全は,くる病・骨軟化症の原因となる。くる病・骨軟化症に至らないまでも,ビタミンD の作用不全は,続発性副甲状腺機能亢進症に伴う骨吸収増加などを介した骨粗鬆症の増悪因子であり,転倒の危険因子である。ビタミンD作用不全の原因として,最も頻度が高いのはビタミンD 不足・欠乏である。本邦でも,血清25(OH)D濃度を用いた判定指針が作成された。
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