骨折予防を目指した積極的な骨粗鬆症診療 CaとビタミンD
骨折予防のためのCaとビタミンD摂取術
上西 一弘
1
1女子栄養大学 栄養生理学研究室
キーワード:
Calcium
,
Vitamin D
,
栄養必要量
,
骨粗鬆症
,
食物
,
食品中のカルシウム
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Calcium
,
Calcium, Dietary
,
Food
,
Osteoporosis
,
Nutritional Requirements
,
Vitamin D
,
Osteoporotic Fractures
pp.701-705
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013155565
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
骨粗鬆症およびそれに伴う骨折の予防のためにはCaとビタミンDは欠かすことのできない栄養素である.Caは700?800mg/day程度の摂取が必要であるが,日本人の摂取水準は低い.牛乳・乳製品,骨まで食べることのできる小魚などの摂取を増やす必要がある.ビタミンDはCaの利用のためには欠かすことはできない.その主な供給源は魚であり,その摂取量を増やすとともに,皮膚での合成を促すために,適度な日光曝露が勧められる.CaとビタミンDは骨粗鬆症の治療薬を用いる際にも,基本となる栄養素であり,適量の摂取が薬剤の効果を発揮させるためにも必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013