整形外科手術 名人のknow-how
上腕骨外側上顆炎に対する鏡視下手術
和田 卓郎
1
,
織田 崇
1
1北海道済生会小樽病院,整形外科
pp.1350-1353
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000189
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上腕骨外側上顆炎は成人の有病率が1〜3%と頻度の高い上肢の疼痛性疾患である。保存治療が有効で,ほとんどの例が治癒する。しかし,10〜20%の例は保存治療を行っても症状が改善せずに難治化する。難治例の中で症状の強い例は手術の適応になる。手術治療にはNirschl 法に代表される直視下手術と鏡視下手術がある。筆者らは,低侵襲で関節内病変の観察と処置ができるという利点から鏡視下手術を行ってきた。本稿では,難治性上腕骨外側上顆炎の鏡視下手術のコツを紹介する。
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