連載
今月の症例
加藤 和憲
1
,
扇谷 芳光
1
1昭和医科大学医学部放射線医学講座放射線科学部門
キーワード:
脊椎カリエス
,
結核
,
MRI
Keyword:
脊椎カリエス
,
結核
,
MRI
pp.631-633
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000002937
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画像所見と診断 初診時のCTにて気管分岐部に,内部に低吸収域を伴うリンパ節腫大を認め(図1),Th9胸椎に辺縁優位な造影効果を示す軟部構造と溶骨性変化がみられる(図2)。軟部構造は脊柱管内への進展を認めている。単純MRIではTh9椎体にSTIR像で高信号,T1強調像で低信号(非掲載),T2強調像で軽度高信号を示す腫瘤性病変がみられ,右優位に両側椎弓の破壊と脊柱管内進展を認めた(図3,図4)。

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