特集 救急IVR手技詳説 with WEB動画
手技詳説編
●血管IVR―胸部
大動脈瘤破裂
小川 普久
1
1聖マリアンナ医科大学 放射線医学講座
キーワード:
胸部
,
大動脈瘤破裂
,
ステントグラフト内挿術
Keyword:
胸部
,
大動脈瘤破裂
,
ステントグラフト内挿術
pp.1410-1413
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000657
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破裂性胸部大動脈瘤に対する治療のgold standardは人工血管置換術であったが,手術手技や周術期管理の向上にもかかわらず,死亡率は20~40%と依然として高率である1)。胸部ステントグラフト内挿術(thoracic endovascular aortic repair:TEVAR)は,その低侵襲性から急速に普及し,特に下行大動脈瘤に対しては破裂性においてもTEVARが第一選択になりつつある2)。しかし,TEVARで確実に止血を得るためには,確実なランディングゾーンやアクセスルートの確保が必須であり,それらを意識した迅速な術前評価が重要である。
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