特集 消化器外科医に求められる緩和医療の基本と緩和手術
消化器外科医に求められるがん患者に対する緩和ケアの考え方―外科的緩和ケア(SPC)
有賀 悦子
1
1帝京大学医学部緩和医療学講座
キーワード:
緩和手術
,
外科的緩和ケア
,
一次緩和ケア
Keyword:
緩和手術
,
外科的緩和ケア
,
一次緩和ケア
pp.151-157
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004823
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外科医は,がん診療において外科的切除の可否を判断し,治癒を目指した治療や苦痛を緩和するための観血的治療を担う重要な役割を果たしている。相当以前のことではあるが,ある消化器外科医から「自分たちは患者の体を傷つけることを許された立場だからこそ,大きな責任とともに,患者の苦痛,ことさら患者の痛みを強く感じます」と言われたことがある。確かに,日常診療のなかにおいても消化器外科医とはがん患者の苦痛症状について意見交換しやすく,患者の全身を診る力はジェネラリストであり,チーム医療に安心して取り組める。

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