外科医が知っておくべき緩和ケア
緩和ケアの基本的な考え方
細川 豊史
1
1京都府立医科大学 疼痛緩和医療学
キーワード:
緩和ケア
,
呼吸器徴候と症状
,
消化器徴候と症状
,
ホスピス
,
ターミナルケア
,
輸液療法
,
チーム医療
,
診療ガイドライン
,
癌性疼痛
Keyword:
Cancer Pain
,
Hospices
,
Palliative Care
,
Patient Care Team
,
Signs and Symptoms, Digestive
,
Signs and Symptoms, Respiratory
,
Terminal Care
,
Practice Guidelines as Topic
pp.343-347
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013197247
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緩和ケアは,「癌に伴って起きる体のつらさ,心のつらさ,生活のつらさなど,さまざまなつらさを和らげるためのケア」であり,終末期医療ではなく,癌と診断されたときから治療と並行して行われるべきものである.このためには,主治医,担当看護師から始まり,緩和ケアチーム,ホスピス,緩和病棟の存在と活動が欠かせない.これらのつらさ克服のための実務とその知識・技術習得のための一助として,日本緩和医療学会からは,『がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン』を始め,緩和ケアに関連したさまざまなガイドラインが上梓されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013