手術手技
Cranio-dorsal approachによる腹腔鏡下肝左葉切除の定型化
上野 昌樹
1
,
川井 学
2
1国立病院機構 大阪南医療センター外科/和歌山県立医科大学外科学第2講座
2和歌山県立医科大学外科学第2講座
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
左葉切除
,
hepatic vein guided approach
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
左葉切除
,
hepatic vein guided approach
pp.1517-1524
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004032
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肝左葉切除は,中肝静脈(middle hepatic vein;MHV)を残肝側離断面に露出することで,完遂される。開腹下では術者視線の関係上,肝腹側表面をカントリー線上で尾側から頭側へ向かって,“open a book”といった感じで肝離断が進められる。このため,MHVは末梢から中枢側へ向かって露出していくのが通常となる。一方,内視鏡外科手術では,開腹手術で得ることのできない視野軸をもたらすことが可能である。
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