発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002275130
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73歳女.喘息発作時に右鼠径部の腫脹を自覚していた.喘息発作時に右鼠径ヘルニアが嵌頓し用手的に整復した.気管支喘息が軽快し,右内鼠径ヘルニアに対しmesh-plug法でヘルニア根治術を施行した.術後経過は良好であった.右大腿部の腫脹を自覚し来院した.鼠径靱帯の直下に腫脹を認めたため,右大腿ヘルニアと診断し,手術を施行した.Mesh-plug法による修復術後でmesh除去は困難と考え,大腿法でヘルニア嚢を処理した.術後経過は良好で,術後1年経過した現在再発は認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2002