手術症例報告
胆嚢炎に対する回避手術として腹腔鏡下胆嚢外瘻造設術を施行した2例
金城 尚樹
1
,
久保 秀文
1
,
山谷 優明
1
,
橋本 憲輝
1
,
近藤 潤也
1
,
爲佐 卓夫
1
1宇部興産中央病院外科
キーワード:
胆嚢炎
,
回避手術
,
腹腔鏡下胆嚢外瘻
Keyword:
胆嚢炎
,
回避手術
,
腹腔鏡下胆嚢外瘻
pp.1001-1005
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003908
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急性胆管炎・嚢炎の診療ガイドライン2018(Tokyo Guideline2018,以下TG18)では,手術適応と判断された症例のうち,手術困難例に対して術中判断などから胆管損傷を避けるため,開腹移行や胆嚢亜全摘術(subtotal cholecystectomy;SC)を含めた回避手術を行うことが推奨されている1)。われわれも手術困難例においては術中判断により回避手術を選択し,重篤な合併症を起こさないよう細心の注意を払って手術を行っているが,超高齢や心疾患などの複数の併存疾患を伴うハイリスク症例においては治療選択に難渋することが少なくない。
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