特集 消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術 エルステから高難度まで
Ⅳ 胆嚢炎手術 8 腹腔鏡下胆嚢摘出術における回避手術と2つの“inflection point”
柏﨑 正樹
1
,
小松 久晃
2
,
岩瀬 和裕
2
1国家公務員共済組合連合会 大手前病院消化器外科
2大阪急性期・総合医療センター消化器外科
キーワード:
回避手術
,
bailout procedure
,
inflection point
Keyword:
回避手術
,
bailout procedure
,
inflection point
pp.747-754
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002178
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Tokyo Guidelines 2018(TG18)1)では,軽症および中等症の急性胆嚢炎に対し,発症後おおむね1週間以内の早期手術が推奨されたが,「熟練した内視鏡外科医の下で行われることが望ましい」との条件が付記されている。これは急性胆嚢炎症例のなかに,慢性胆嚢炎の急性増悪とも言える手術難度が高い症例(以後,高難度LC症例と呼ぶ)が少なからず含まれるからである。
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