発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133255
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胃切除既往症例23例に対し腹腔鏡下胆嚢摘出術を行い,検討した.手術の原因疾患は胆石14例,胆石+胆嚢炎6例,無石胆嚢炎,胆嚢ポリープ,胆砂各1例であった.胃切除の原疾患は,胃・十二指腸潰瘍13例,胃癌8例,アカラシア,カルチノイド各1例で,術後平均期間は20年であった.その結果,腹腔鏡下胆嚢摘出術は18例(88%)で完遂でき,4孔式で手術を施行した症例が4例,3孔式が14例であった.他の5例は開腹術に移行し,原因は高度癒着3例,高度炎症2例であった.胃切除の原因疾患別,再建術式別で開腹移行率に有意差は認めなかった.手術時間は平均100分で,術後合併症は認めず,術後平均入院日数は6日であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006