特集 急性腹膜炎の治療戦略と手術
Ⅱ.原因疾患別の治療戦略 9)術後感染(主に下部消化管術後縫合不全,腹腔内膿瘍)による急性腹膜炎に対する治療戦略
中守 咲子
1
,
川合 一茂
1
1がん感染症センター都立駒込病院外科
キーワード:
縫合不全
,
腹腔内膿瘍
,
手術
Keyword:
縫合不全
,
腹腔内膿瘍
,
手術
pp.351-357
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003762
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腹部手術の感染性合併症による再手術の原因として,消化管縫合不全,腹腔内膿瘍,異物感染(メッシュ,スペーサーなど)などが挙げられる。そのなかでも下部消化管手術術後に発生する縫合不全は,適切な治療がなされないと急性汎発性腹膜炎に至り致命的となり得る重大な合併症である。
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