Japanese
English
特集 超音波ガイド下の穿刺手技
腹腔穿刺・腹腔内膿瘍ドレナージ
Percutaneous drainage under ultrasonographic guidance against abdominal abscess
金井 歳雄
1
,
高林 司
1
,
中川 基人
1
,
才川 義朗
1
,
川野 幸夫
1
,
坂田 道生
1
,
関 みな子
1
,
杉浦 功一
1
,
清水 雄介
1
Toshio KANAI
1
1平塚市民病院外科
キーワード:
超音波ガイド下ドレナージ
,
腹腔内膿瘍
,
腸腰筋膿瘍
Keyword:
超音波ガイド下ドレナージ
,
腹腔内膿瘍
,
腸腰筋膿瘍
pp.1541-1546
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904322
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限局的腹腔内膿瘍や液体貯留は経皮的な超音波ガイド下ドレナージが有効である.CTや超音波検査で穿刺部位,アプローチなど穿刺のイメージを固めてから,19Gエラスター針で超音波画像を見ながら穿刺する.この時,皮膚での抵抗をゼロにすることが針の直進性のために重要である.さらに,硬い“針金ガイドワイヤー(ハナコ)”を用いると,次に行うダイレーターによる拡張,8Fピッグテールカテーテルの留置操作が行いやすい.超音波ガイド下の経皮的腹腔内膿瘍ドレナージは安全,低侵襲で,非常に有効な方法である.腸腰筋膿瘍症例もこの方法でドレナージできる.
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