Japanese
English
特集 治療的ドレナージ
腹腔内膿瘍のドレナージ
Drainage in the treatment of abdominal abscesses
中川原 儀三
1
,
山口 明夫
1
,
新本 修一
1
1福井医科大学第1外科
キーワード:
腹腔内膿瘍
,
ドレナージ
,
超音波下ドレナージ
,
CT誘導下ドレナージ
Keyword:
腹腔内膿瘍
,
ドレナージ
,
超音波下ドレナージ
,
CT誘導下ドレナージ
pp.491-496
発行日 1993年4月20日
Published Date 1993/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901148
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腹腔内膿瘍に対するドレナージの適応およびその方法について述べた.超音波下やCT下穿刺による非手術的ドレナージでは,膿瘍の位置を十分に把握したうえで腸管損傷を来さない部位を決定し,確実に膿瘍に穿刺する技術を持つことが重要である.特にCT下穿刺では針がリアルタイムで観察できず,適切な刺入点と刺入角度の選定がドレナージ成功の重要なポイントとなる.また,症例によっては手術的なドレナージ術が必要となることもあり,そのときにはドレーンの選択,挿入部位,排膿経路などが,十分な洗浄とともに,ドレナージを行うために重要となる.
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